フロッピーディスクが好きすぎて、せんべいを作ってみた。話題の「ぷりんたぶるせんべい」の制作方法をご紹介。印刷物を入稿するように簡単にせんべい化。みんなせんべい頒布しようぜ!
フロッピーが好きだ
なぜだか知らないが、磁気媒体にはロマンを感じる。特にあのカシャカシャする部分が好きだ。最近の若い人はフロッピーを見たことがなくて、「保存アイコン」と記憶しているらしい。フロッピー自体が無くなってしまい、保存のメタファーとしてしか使えなくなってしまったようだ。 nlab.itmedia.co.jp
フロッピーの良さをみんなに再認識してもらいたい。そんな思いでついカッとなってフロッピーせんべいを作った。技術書オンリーイベント「技術書典2」にて販売したところ、ネットでものすごくバズった。フロッピーせんべいを求める人が押し寄せ、技術書イベントなのに「フロッピーせんべい」を買いに来るという意味不明な光景ができてしまった。
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フロッピーせんべいを作る
せんべいを売っていると、どうやって作っているかよく聞かれることが多い。そこで具体的な制作手順をご紹介しよう。せんべいの製造は相模原の風林堂製菓さんにお願いしている。インクジェット印刷とシルクスクリーン静電印刷という方法で、焼いたせんべいに食用インクで直接印刷しているらしい。
1.せんべいの種類を選ぶ
まずせんべいの種類を選ぶ必要がある。醤油せんべいでは直径約7.5cmの丸せんべい、1辺約7.5cmの四角せんべい、白砂糖味のせんべいでは直径7.5cmの丸せんべいがある。フルカラー印刷に対応しているが、色の再現度を求める場合は白砂糖味を選んだ方が良さそう。
2.入稿データの準備
サイズが決まったら、せんべいの入稿データを作ろう。画像の形式はどんな物でも良さそうだが、我々は完成イメージを明確にするため、せんべいのテクスチャと形状を独自に起こし、その上でデータを作っている。 せんべいの縁いっぱいには印刷できないので、外寸から5mmほど余白を設けよう。
3.発注と入稿
サイズと注文数量を決め、データを入稿したら版下が届く。データに間違いがないかちゃんと確認をして、GOを出そう。あとは待っていれば大量のせんべいが届くはずだ。流れ的には普通の印刷物と全く変わらない。アイデア次第でいろんな物に展開できそうだ。
番外編:せんべいの里へ
せっかくなので相模原の風林堂製菓さんを訪ねてみた。店頭には美味しそうなせんべいが多数並んでいる。
店長の酒井さんに伺ったところ、今回注文した200枚の場合、30分程度で印刷ができるそうだ。12年前からやられているそうで、最近ではコミケなどの即売会向けが多いとのこと。即売会でのせんべい頒布がじわりじわりと広がっているようだ。いくつか購入させてもらったが、カレーせんべいが非常に美味しかったので、バーフバリ民は買うと良いだろう。
技術書典4でフロッピーせんべいを買おう
最後に宣伝。2018/4/22(日)秋葉原UDXの技術書典4にて本記事でご紹介した「フロッピーせんべい」を100セット限定販売します。フロッピー(表)(裏)の2枚セットです。数に限りがありますので、お早めにどうぞ。
ぷりんたぶるせんべいの制作は風林堂製菓製菓さんまで