趣味TECHオンライン | 趣味のモノづくりを応援するオンラインメディア

趣味のモノづくりを応援するオンラインメディア

【初心者向け】Scratch(スクラッチ)とmicro:bit(マイクロビット)で遊んでみた


f:id:tokyo_ff:20190220025714j:plain

プログラミング教育必修化で注目度の高まっているScratch(スクラッチ)。最新のScratch 3.0で教育用シングルボードコンピュータmicro:bit(マイクロビット)を連携させて、いろいろ遊んでみた。

 

Scratchとmicro:bit

Scratchって?

Scratch(スクラッチ)は、MITメディア・ラボによって開発されたプログラミング学習環境。小学校でのプログラミング教育必修化を受け、多くの学校現場で導入が進んでいる。ブロックを組み合わせることで、GUI上で簡単にプログラムを実行できる。

scratch.mit.edu

micro:bitって?

micro:bit(マイクロビット)は、イギリスBBCによって開発された教育用シングルボードコンピュータ。LEDやボタンスイッチ、加速度センサに磁力センサ、Bluetoothも搭載している。実売価格2,000円と非常に安く、拡張用の基板もいろいろと販売されている。

microbit.org

BBC micro:bit(マイクロビット)バルク品 正規品

BBC micro:bit(マイクロビット)バルク品 正規品

 
micro:bitではじめるプログラミング ―親子で学べるプログラミングとエレクトロニクス (Make:PROJECTS)

micro:bitではじめるプログラミング ―親子で学べるプログラミングとエレクトロニクス (Make:PROJECTS)

 

 

Scratchとmicro:bitのセットアップ

f:id:tokyo_ff:20190225014645j:plain

Scratch上でmicro:bitを認識させるためには、Scratch Link(スクラッチリンク)というソフトウェアが必要になる。こちらのサイトからDLできるので、Windows用、macOS用のどちらかを選んでダウンロードしよう。インストールすると、Windowsの場合はタスクバーにScratch Linkが常駐して動作する。

scratch.mit.edu

 

f:id:tokyo_ff:20190225014951j:plain

Scratch Linkのインストールが出来たら、micro:bitをUSBケーブルで接続。次に「Scratch micro:bit HEXファイルをダウンロードします。」のリンクからHEXファイルをダウンロードして、micro:bitにドラッグする。

 

f:id:tokyo_ff:20190225020814j:plain

Scratchのエディタを開き、左下のメニューを開く。

 

f:id:tokyo_ff:20190225021236j:plain

拡張機能を選ぶ画面が表示されるので、micro:bitを追加。

 

f:id:tokyo_ff:20190225021701j:plain
f:id:tokyo_ff:20190225021709j:plain

デバイスの追加画面で、接続したいmicro:bitを「接続する」と準備は完了。micro:bit自体はBluetoothで接続されているため、電源供給させ出来ればワイヤレスで動作する。

 

f:id:tokyo_ff:20190225022240j:plain

micro:bit専用のブロックが追加され、Scratch上で利用できるようになった。

 

サンプルプロジェクトを試してみる

f:id:tokyo_ff:20190225022852j:plain

 

セットアップが出来たら、他の人の作ったプロジェクトを探してみよう。検索窓に「micro:bit」もしくは「microbit」と入力すると、いくつか面白そうなものが出てくる。

scratch.mit.edu

 

microbit-guitar

f:id:tokyo_ff:20190225024142j:plain

https://scratch.mit.edu/projects/239075950/

micro:bitを傾けると、ギターの音色が変化する。

 

self-baseball with micro:bit

f:id:tokyo_ff:20190225024339j:plain

https://scratch.mit.edu/projects/279601355/

micro:bitを振って打球を打つゲーム。

 

まとめ

f:id:tokyo_ff:20190225024538p:plain

Scratchとmicro:bitを組み合わせることで、フィジカルなインタラクションが簡単に実現できるようになった。まだまだ教育分野の利用者が多く、昔のインターネット的な作品はなさそう。往年のFlash職人がいたら、ぜひScratchで面白い作品を作って欲しい。

 

ちなみにこちらは伝説のゲーム「肉ジャンプ」をいらすとやさんを使って再現している様子。意外とそれっぽい感じに出来るかもしれない。完成したらScratchのサイトで公開したい。全国の小学生が肉をジャンプさせると、非常にシュールだ。

f:id:tokyo_ff:20190225024754g:plain
f:id:tokyo_ff:20190225024744j:plain

 

 

BBC micro:bit(マイクロビット)バルク品 正規品

BBC micro:bit(マイクロビット)バルク品 正規品

 
micro:bitではじめるプログラミング ―親子で学べるプログラミングとエレクトロニクス (Make:PROJECTS)

micro:bitではじめるプログラミング ―親子で学べるプログラミングとエレクトロニクス (Make:PROJECTS)