中国のシリコンバレーと巷で話題の深セン。ネットでは噂を聞くけれど、実際はどうなのか。百聞は一見に如かず。これは週末(土日)を使って弾丸ツアーを決行した記録である。
計画
日本から中国深センまでのルートはいくつかあるが、オススメなのが香港経由のルートだ。香港エクスプレス、ジェットスター、バニラなどのLCCがいくつか出ており、非常に安価に行くことが出来る。今回の旅行では、金曜夜発、土曜早朝着の深夜便を利用した。
「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム (NextPublishing)
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ちなみに当初の予定日には台風が直撃し、延期せざるを得なかった。LCCの場合、数千円支払えば、違う便に変更することもできる。新規にチケットを取り直す方が安い場合もあるので、注意頂きたい。
今週末、深センに行こうと計画してたんですがね。近年稀に見る確率で猛烈な台風が直撃コースなんですよね。 pic.twitter.com/op5yNntoQa
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) September 11, 2018
用意した方がいいもの
- WeChatPayのアカウント
- 地図アプリ(高徳地図や百度地図)
- 翻訳アプリ
- 香港ドル、人民元
- 現地のSIM
- プライオリティ・パス
深センに行くなら絶対に用意しておきたいのが、WeChatPayのアカウント。日本からでもクレジットカードでアクティベートできる。ポケットチェンジなどのチャージ機や友達からの送金でチャージしよう。ただし利用できるのは、現時点(2018/10)では中国国内だけの模様。香港では使えない。
アプリを入れたら、必ず用意しておきたいのがSNSが使えるSIM。China UnicomのSIMは香港からのローミングなので、中国本土でもTwitter、Facebook、Googleが使える。ちなみにキャリアの海外ローミングでも問題なく利用できる。
LCCの深夜便を使う場合は、プレミアムラウンジがタダで使えるプライオリティ・パスを用意した方がいいだろう。楽天プレミアムカードを契約すると手に入れることができる。ただし3時間の時間制限があり、5時頃にはラウンジから叩き出されてしまう。
香港市街地へ
深センへのルートでは、乗り合いタクシーがオススメされているが、今回は全て電車ルートで行くことにした。チケットカウンターでオクトパスカード(香港版Suica)が買えるので、買っておこう。エアポートエクスプレスは、空港から香港駅まで24分で連れて行ってくれるが、115香港ドル(約1650円!)もかかる。
ちなみに香港ドルは発行元の銀行によって、図柄が違うらしい。
同じ20香港ドルなのに銀行によって違うらしい。 pic.twitter.com/7TBqkoxXUJ
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 12, 2018
香港市街地に着いたら、まずは室外機を観察しよう。どこを撮っても室外機だらけなので、撮り放題だ。足場が竹で出来ているのもポイントが高い。
室外機凄い@香港 pic.twitter.com/H9jzW6tRpT
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 12, 2018
路面電車も面白いので、適当な所まで乗ってみよう。ちなみにこれもオクトパスカードで乗れる。
路面電車乗ってる。 pic.twitter.com/3G06dP5s70
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
お腹が空いたら焼き小籠包
お腹が空いたので、ミシュランにも掲載された有名店「祥興記上海生煎包」で焼き小龍包を食す。
祥興記上海生煎包を食べた。 pic.twitter.com/ZY2DVreODP
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
羅湖(ローウー)経由で深センへ
MTRで羅湖(ローウー)まで向かう。
電車ルートで羅湖まで向かってる。 pic.twitter.com/HzZizUsZUF
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
香港から中国本土に向かうにつれて、英語表記が少なくなっていく。
深センに向かいます。 pic.twitter.com/q9NHZHFJpf
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
イミグレを越えた先は中国!
イミグレ越えると急に中国っぽくなる。 pic.twitter.com/Ep7Bc75k6m
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
深センに着いたら、深圳通を買おう。 香港で買ったオクトパスカードは深センの地下鉄では使えない。
華強北(フアチャンベイ)に行く
今回の旅行の目的地、華強北(フアチャンベイ)。家電量販店からパーツ屋までが所狭しと並んでいる。
この室外機のグリルが凄い。#深セン pic.twitter.com/Uoe5U2CsbZ
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
Seeed StudioがこちらのURLで華強北の地図を公開している。華強北の駅から華強路まで一通り歩いてみると良いだろう。まるで昔のアキバのような楽しさがある。
https://www.seeedstudio.com/document/pdf/Shenzhen%20Map%20for%20Makers.pdf
裏メイカー祭用の飾り付けLED買ってる。#深セン pic.twitter.com/b4qh2VLZfr
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
こういうのLEDでオーダメイド出来るっぽい。#深セン pic.twitter.com/OdypKtb3FN
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
フレキシブルLEDを使うとネオン管みたいなサインができるな。#深セン pic.twitter.com/LNuJjxoGcO
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
ちなみに通りのベンチで休憩していると、謎の中国人にパチモノのiPhone Xを売りつけられそうになった。翻訳アプリを駆使しながら、必死に売り込んでくるが、iPhone SEを見せながら「これが最新だ」と伝えたら、無言で去っていった。
深センの路上でiPhoneXのパチモノを売りつけに来た人にiPhoneSEを見せたら「こんなん使ってるやつは相手にしてらんないぜ」って顔で去っていった
— NEKOPLA 斎藤 (@kawausokawauso) October 16, 2018
晩御飯は丹桂軒
華強北をうろついた後は、丹桂軒で中華を食して一日目終了。
ホテル
ホテルは老街(ラオジエ)で予約した。老街は若者の街なので、いろんなお店がある。体力があれば、ぶらぶらしてみると楽しいだろう。
深センのビル。
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
ライトアップが凄い。 pic.twitter.com/5SvNxiSp6p
F5未来商店
話題の無人コンビニ F5未来商店。深センに行ったら必ず体験しよう。WeChatPayがないと何も買えないので、必ずアカウントを作っておくこと。タッチパネルで商品を選び、QRコード決済すると、自動で商品が出てくる。
深センの無人コンビニ 未来商店で買ってみた。#深セン pic.twitter.com/Nd8duHepAA
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
こんな感じで出てくる。#深セン pic.twitter.com/Lkaz3FxDiP
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
ゴミの回収も全自動。全て洗い流すスタイルが豪快。
ボタンを押すと机がスライドしてゴミ回収される!#深セン pic.twitter.com/SzKP3yYfKL
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
ちなみにあっちのレッドブルは炭酸が入っていないのか、滅茶苦茶甘い。
レッドブルめっちゃ甘いんですけど。#深セン pic.twitter.com/nHUHPEr3yV
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
シャオミショップ
シャオミショップは日本では売っていない商品ばかりなので、ぜひ立ち寄ろう。
シャオミショップ#深セン pic.twitter.com/ubebsTemcT
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
高層ビルだらけ#深セン pic.twitter.com/Tr2VudfhzK
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
東方宮で蘭州ラーメン
最近、東京でも増えつつある蘭州ラーメン。有名店の東方宮で食す。日本人好みの味。
東方宮でラーメン#深セン pic.twitter.com/tCLubkBaTC
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
深センの自販機
深センには日本では見ない面白い自販機がある。華強北には、オレンジジュース、フライドポテトの自販機があり、老街にはカニの自販機があった。
オレンジジュース絞り機は稼働してなかった。#深セン pic.twitter.com/n89BklKVdD
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
ポテトの自販機あった。#深セン pic.twitter.com/qpzYNNN1Ru
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
蟹の自販機がある#深セン pic.twitter.com/O8oOCNdePX
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 13, 2018
福田口岸経由で香港へ
福田口岸からイミグレを通って、川を渡れば香港特別行政区。香港側から深センを見ると田舎の中に急に現れた大都会だと認識できる。
香港に帰ります。#深セン pic.twitter.com/nWJSj7l19W
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
深センを香港側から。
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
田舎に急に現れた大都会。#深セン pic.twitter.com/OssUT6Ie4g
香港の団地を見る
帰りの飛行機は深夜便なので、香港の団地を見学することに。時間があれば、ぜひ立ち寄ってほしい。
インスタ映えするスポットに来ました。 pic.twitter.com/jTRR210MPs
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
こういうのゾクゾクするよね。 pic.twitter.com/udsVdp6JwK
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 15, 2018
香港に戻って、かの団地に行ってきた。これは来てよかった…… pic.twitter.com/cgZnbDXBBb
— NEKOPLA 斎藤 (@kawausokawauso) October 14, 2018
最後に
深夜便で日本に帰ったら月曜日だった。信じられないけど、平日だ。早朝に空港に着いて、そのままエクストリーム出社。弾丸ツアーのすすめとタイトルには書いたが、全くもってオススメしない。一週間をゾンビみたいな体調で過ごす羽目になる。旅行は余裕を持っていこう。
番外編
Superdry 極度乾燥(しなさい)は高級すぎて買えなかった。冗談みたいだけど、香港には全身を極度乾燥(しなさい)でキメてるリッチピープルが居た。いつかはあんなリッチピープルになりたい。
Superdry(極度乾燥しなさい)に向かってる。香港はSuperdryメッチャあるな。 pic.twitter.com/gapqBRlegv
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018
Superdry(極度乾燥しなさい)は高すぎて買えなかった。 pic.twitter.com/oQRX6Fzrgf
— TOKYO FLIP-FLOP (@tokyo_ff) October 14, 2018