回転させることで付け外しができる、M5Stack(M5Watch)の拡張マウンタを作りました。
#M5Watch の拡張ユニットを作りました。ラチェット機構で付け外し出来ます!#M5Stack pic.twitter.com/56CS0OCQ5q
— Octo 3.6 (@okutann88) May 22, 2019
<Octo @okutann88>
Octoと申します。普段は企業の社内SEをしています。個人活動としてJSONデータ登録サービス「POSTSON」、一時間で消える匿名掲示板「1h.」を運用していますM5StackをはじめとしたESP32マイコンを2018年末くらいから使って、マイコンとWebを連携させたアイテムを作成しています。
制作動機
以前の制作物にM5stackを使ったヘンシンブレスを作ったのですが、その際の装着方法は、M5Watchをそのまま埋め込んだものでした。
しかし、M5Watchは腕時計用の棒バネが使用されてたりなど、装着して動かすためには少し心もとなく、腕に付けて振るのに耐えられる強度と、取り外しが煩雑にならないものを作る必要がありました。
制作開始
とりあえず機構を考えながらたくさん絵を描きました。できるだけこの段階でできるだけパターンを検討します。この段階で、圧縮バネを使用してラチェット機構を組み込むことを決めました。
機構が固まってきたらモデリングします。ここで使うのは、Autodesk Fusion360です。Fusion360では、パーツ同士の干渉とリンクのシミュレーションができるので、この時点でよくよく確認しておきます。最初の絵を描いてからここまで大体2週間かかりました。
この段階で機構試作をテスト出力しました。出力は知人に依頼しています。正直に言ってこの試作時の設計は失敗作でした。可動部が固すぎたり、ロックのツメが小さすぎでした。
反省を踏まえて、再度一から絵を描いて設計とモデリングをやり直して以下設計を最終版にすることにしました。
完成
再度、知人に3Dプリンタでの出力を依頼しました。
こちらに、M5StackとM5Watchのバンド部分を組み込みました。
コネクタを合わせて
左に回して
装着
かっこいい!
回転させて取り付けると、ラチェット機構によって逆回転できないので、しっかりとロックされます。
最後に
今回M5Stackを装着するための取り外しできるマウンタを作成しました。このマウンタをベースに、装着するM5stack自体をワクワクする機能拡張をしてゆきたいと思います。
今回の制作物の3DCADデータをgithubにアップしています。これを使って、ぜひM5Stack装着者になってください。
<Octo @okutann88>
Octoと申します。普段は企業の社内SEをしています。個人活動としてJSONデータ登録サービス「POSTSON」、一時間で消える匿名掲示板「1h.」を運用していますM5StackをはじめとしたESP32マイコンを2018年末くらいから使って、マイコンとWebを連携させたアイテムを作成しています。