温度・湿度・気圧・CO2濃度が測定できる百葉箱をプラバンで作ってみました。
<TOMO @tomozh>
ソフト屋さんです。趣味で電子工作をしてます。
制作動機
最近の流れを受けて、自宅で仕事をすることが多くなりました。
そこで気になってくるのは作業場所の気温や空気です。特に、CO2濃度が高いと、集中力が途切れたり眠くなったり、さらには健康への影響も出てくるそうです。質の高い仕事をするためには作業環境の管理も重要と考え、周囲環境(温度・湿度・気圧・CO2)を測定して蓄積、可視化する装置を作成しました。
(本音)小さな百葉箱はカワイイと思ったので作った。
概要
温度・湿度・気圧・CO2濃度が測定できる百葉箱です。ESP32で環境データを定期的に収集し、WiFi経由でインターネット上のサーバ(Ambient)に送信。Webブラウザでグラフ表示します。
材料 (主なもの)
- NodeMCU-32S (ESP32基板)
- BME280 (温度・湿度・気圧センサ)
- MH-Z19B (CO2センサ)
- プラバン 2㎜・1㎜
- プラプレート 2㎜厚
- 角プラ棒 5㎜
制作過程
外出自粛中なので、手元にある材料だけで作れそうなところで、ざっくりと設計図を書きました。
角プラ棒を切って枠組みを作ります。
直角出しはスコヤが便利。
足もプラ棒で。
ESP32は発熱するので、なるべくセンサに影響しないようにプラバンを挟んで上側に取り付けました。
WiFiを経由して送信されたデータの保存と可視化には、Ambientという無料のWebサービスを使わせて頂きました。
ESP32とBME280を使った環境センサのArduinoのサンプルスケッチが用意されていたので、それを参考にしながらCO2センサのMH-Z19Bを読むためのコードを追加しました。
サンプルスケッチに同梱のBME280のライブラリはなぜかうまく動かなかったので、Sparkfunのライブラリを使用しています。
こんな感じのデータが取れます。10時頃にCO2濃度がグッと下がってますけど、ちょうど起きて窓を開けたタイミングです。
反省点
後で気が付いたのですが、側面の羽が上下逆になってました。
おまけ
ゲーミング百葉箱 pic.twitter.com/Mk9twZBFfz
— TOMO (@tomozh) 2020年4月28日
<TOMO @tomozh>
ソフト屋さんです。趣味で電子工作をしてます。