飾っておいたり、写真を撮ったりと、いろんな楽しみ方ができるフィギュア(人形)。今回は身近に手に入る材料を使ったフィギュア作りを紹介したいと思う。
〈投稿者:koro @koro_gi〉
キャラクター、ハンドメイド作家としてツイッターで活動している人。最近はLINEスタンプ「動く!定礎たん」をリリースした。
定礎フィギュアのきっかけ
フィギュアを作ろうと思ったきっかけは、自作のLINEスタンプに登場する、デフォルメ定礎たん。薬局の前でよく見る看板をイメージして作ったものだけど、あるものを使えば簡単に再現できそうだと思ったのであった。
手芸店に行くと、洋服を作る用(?)にいろんなサイズのキューピーが売っていたりする。これを土台として使用すれば、腕や頭が動かせる、簡単な可動フィギュア作れるのだ。その他材料も100均で手に入るものでOK。
〈主な材料〉
- キューピー人形(全長8cmくらいのもの)
- カラー樹脂粘土
- アクリル絵の具
- デコパージュ液
- つや消しニス
キューピーを土台に、樹脂粘土で服や頭を作り、着色した後、細かい柄はプリントした紙をデコパージュすることで再現している。
1. 見本を見ながら、肉付けしていく
まず頭と胴体を外し、それぞれ作っていく。主に白の樹脂粘土を使い、細かく塗装しづらい部分はその色の粘土を使用している。(※白の粘土に絵の具を練りこんでもOK)樹脂粘土は乾燥が早いので、一気に作ろうとせず、少しずつ目的の形に整えていく。袖の部分は可動域に気をつけて、腕を動かしながら少しずつ粘土を盛り付ける。
台は、ちょうど良い大きさにカットした消しゴムに粘土を貼り付けていき、型を取った。頭や台の表面は乾燥後、紙やすりで平らに整える(と、いう工程の写真を撮り忘れてしまったのであった)。
2. デコパージュ用の紙を作る
一からペイントする手間を省く&再現しやすいという理由で、イラストをプリントしたものを貼り付けることにした(頭、襟、スカート、台の部分に使用した)。家庭用のインクジェットプリンタだと滲んでしまうので、コンビニプリントをおススメしたい。しかし、このままだと厚みがあり貼りにくいので、薄く加工する必要がある。
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印刷面にデコパージュ液を塗る。乾いたら上塗りを繰り返し、しっかりコーティングする。(たぶん10回位は塗っている。水に浸けた際、少し溶けるので厚めの方が良い)
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しっかり乾燥させたら、トレーに台所用洗剤を1、2滴入れた水を作り、一晩くらい紙を浸けておく。
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紙がふやけたら、歯ブラシで裏面をこすり、余分な紙を剥がす。
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あとは乾燥させたら、オリジナルのデコパージュ用紙のできあがり!
3. 着色、貼り付け
白の粘土が若干透けてしまうので、服の白い部分や靴を白のアクリル絵の具で着色する。頭の底の部分やスカートの裏のデコパージュしない部分はグレーで着色しておく。
絵の具が乾いたら、次はデコパージュしていく。
- 貼りたい部分にデコパージュ液を塗り、適当な大きさに切った紙を貼り付け、余った部分をカットする。
- 貼れたらデコパージュ液を上から塗り乾燥させる。
4. 仕上げ
最後に、キューピー以外の部分をニスで仕上げ、乾いたら頭と胴体を合体させてできあがり!
ちょっとスカートの柄がぼんやりしまったので、もう少し柄を濃くしても良かったかもしれない。定礎なので頭が四角いけれど、工夫して粘土を盛れば、好きなキャラクターでも作れそう。気になった人はぜひ作ってみてね!
ガチャ小物との相性も良いので、ジオラマを作って撮影するのも楽しいよ。
定礎式なう。 pic.twitter.com/JCC1a9eSZP
— koro (@koro_gi) September 23, 2018
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〈投稿者:koro〉