「あと何分で電車が来るか」という日常の些細な困りごとを、M5Stackを使った自作ガジェットで解決してみました。
<投稿者:Keisuke KAWAHARA @ktansai>
河原圭佑と言います。新卒1年目のエンジニアなのですが、先月(2019/2/1)に転職しました。
【ご報告】
— Keisuke KAWAHARA (@ktansai) January 31, 2019
昨日1月31日をもって新卒で入社したソニー株式会社を退職することになりました.
短い間でしたがよい出会いに恵まれ,多くを勉強させていただきました.
2月1日からはWHILL株式会社(https://t.co/JyyH9e94TY )で働かせていただきます.
皆様,これからも何卒よろしくお願いいたします.
制作動機
WHILLというパーソナルモビリティのベンチャー企業に転職して、色々勉強しながらパーソナルモビリティ関連の開発に携わらせて頂いています。転職して仕事に関しては全く不満がないのですが一つだけ通勤で困っていることが…
こちらをご覧ください。
そうなんです。職場のある鶴見小野駅には全然電車が来ないんです…
特に朝と夜の通勤時間以外は少なく、ひどい時は1時間に2,3本しか電車が来ません。
なので帰る時に電車を1本逃した時のダメージが大きいのです…
前の職場は大崎駅で、山手線は頻繁に電車が来ていたのでこういった問題がありませんでした。実際に僕も、転職したての頃、駅についたら目の前で電車が出発してしまい、20分近く次の電車を待っていたことがありました。職場を出る前にスマホで次の電車を調べればよいのはよいのですが、わざわざ検索するのもめんどくさいなと思っていました。
作ったもの
そこで作ったのが…
これです。
職場の最寄り駅の電車が何分後に来るかを表示してくれるデバイスをM5Stackで作りました。今これを会社の自分が居る部屋の出入り口の目につくところに設置してあります。
システム構成的には、AWS上に次の電車が何分後に来るかというのが取得できるAPIを実装し、それをM5Stackから呼び出して、残り何分何秒あるかというのを表示する感じになっています。
技術的な解説に関してはこちらにまとめてあるので、ご覧ください。
今はまだ実装していないのですが、例えば終電の10分前に音声でアナウンスしてくれる機能なども考えています。
ちなみに終電をすぎると、このように電車が無くなったことを表示してくれます。
作ってみて…
弊社CEOの杉江さんから興味を持っていただきました。
もしかしたら弊社に正式導入されるかもしれません(笑)。
まじでこれ便利で泣ける。今度の全体monthly meeting で発表してほしい。 https://t.co/MakwY42EeW
— Satoshi Sugie @ WHILL Inc (@sugix_) February 27, 2019
そしてM5stack を早速ポチった https://t.co/0j8Bj4wONG
— Satoshi Sugie @ WHILL Inc (@sugix_) February 28, 2019
自分のための自作便利ガジェットだと、数千円かけてちょっと自分が便利になるくらいなので、スマホでいいじゃんとなってしまうことが多いですが、職場や研究室等でみんなが恩恵受けれるガジェットだと、費用対効果的にもよいですね。作っていて誰かが使ってくれるというイメージができるのもモチベーションに繋がります。
宣伝
ちなみにWHILLでは、M5StackやArduino等で簡単にHackできるModel CRという製品も販売しています。
M5Stackのjoystick moduleでWHILL Model CRを動かしてみた。#M5Stack #WHILL pic.twitter.com/igMAd2uzi8
— Katsu Shun (@katsushun89) December 14, 2018
詳細 :
M5StackのJoystickでWHILL Model CRを動かしてみた - Qiita
75万円と少し高いかもしれませんが、簡単にハックできる "乗り物" ってWHILLくらいしかないと思うんですよね。乗り物の操作方法とか動作を自分でプログラミングできて、自分が欲しい機能も増やせるってワクワクしませんか?
お金があるMakeな方や、大学の研究室や企業で乗り物の研究をされている方はぜひ、購入を検討してみてください。
よくある質問等:
https://whill.zendesk.com/hc/ja
サンプルコード等: