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低価格3DプリンターADVENTURER3のすすめ

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抜群のコストパフォーマンスで話題の低価格3DプリンターFLASHFORGE ADVENTURER3。裏メイカー祭の即席3Dプリンティングでも大活躍の当機種を早速購入して色々出力してみた。

 

裏メイカー祭で即席3Dプリンティング

8月の裏メイカー祭。FLASHFORGE公式アカウントさんに「即席3Dプリンティングやりたいんで、ADVENTURER3貸してください」とお願いしたのがそもそもの始まりだった。出力してみると、思ったより精度が高い。使ってるうちにどうしても欲しくなって、気がついたら家にあった。(意識が朦朧として、速攻ポチってしまったようだ)

 

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裏メイカー祭のまとめはこちら

www.shumi-tech.online

 

FLASHFORGE ADVENTURER3

ADVENTURER3についてざっと説明すると、

  • 本体価格 64,600円
  • フィラメントはABSとPLA対応(他も対応)
  • 造形サイズは150ミリ角
  • ヘッド数は1
  • 積層ピッチは0.05mm~0.3mm
  • WiFi対応
  • なぜかカメラ付き

というスペック。

実際の使い方はこの辺りの動画を見てほしい。

www.youtube.com

 

 FLASHFORGE公式でもレビューが掲載されている。

flashforge.co.jp

 

いろいろなデータで出力テストをしてみる

3Dプリンタはスペックだけで買うと非常に危険な商品だ。いくら積層ピッチが小さくても、安定して出力できる性能がなければ、得られるのは「ゴミ」や「無」だ。出力に数時間要するのに、途中でノズルが詰まって、「無」ができると途轍もなく虚しくなる。

 

ボンクラーズ総長(@compon)がこちらの記事で

http://3dcreators.jp/column/ms_08.shtml

3Dプリンタは最終製品の製造や量産には向かないと言われてますが、人間の失望の量産効果は抜群でしたね。希望と失望の相転移をエネルギーに変換できたら、エントロピーの法則を凌駕して宇宙と魔法少女を救えたかもしれません。

と書かれているが、激しく同意。今回はいくつかの出力例を紹介するが、一部を除いて、ほぼ失敗なく安定的に出力できている。FlashPrintの設定は基本的にPLAで、標準(レイヤー高さ:0.18mm)、高い(レイヤー高さ:0.12mm)の2種類を用いている。

 

ローポリゴン大仏

大仏もポリゴンにすると妙にカッコいい。面がしっかりと出力できていて、エッジも美しい。

 

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Thingiverseで配布されているので、大仏建立しよう!

www.thingiverse.com

 

イタチグマ

前歯の部分が多少乱れてはいるが、概ねキレイに出力できている。フィラメントの開始位置にはどうしても線が入ってしまう。イタチグマのボディラインは結構滑らか。

 

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ぺしぇさんがstl配っているので、出力しよう!

 

ボールベアリング

唯一の失敗例。ボール部分が定着せず、たこ焼きみたいにゴミが散乱していた。

www.thingiverse.com

 

ギアベアリング

3Dプリンタの出力デモで良く見るアレ。失敗せずにこれが一体で出力できるのは凄い。

 

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www.thingiverse.com

 

ナット

ボルトとナットも出力できる!

 

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www.thingiverse.com

 

2020プロファイル

アルミプロファイル。直線部分が非常にキレイ。しっかりしていて強度的にも問題なさそう。わざわざ3Dプリンタで出力するものではないけれど。

 

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www.thingiverse.com

 

社外フィラメントを使ってみる

標準のフィラメントに飽きたら、社外フィラメントも使ってみよう。3DHeroのPLAフィラメントはFlashPrintの標準設定で問題なく出力できる。純正に無い色もあるし、1kgで2000円と非常に低価格なので、とりあえずポチっておこう。

 

リールが大きく、フィラメントホルダーに入らないので、ダイソーで買ったグッズで即席のフィラメントホルダーを作ってみた。フィラメントが抵抗なく回転すればちゃんと出力できる。

 

フィラメントホルダーの拡張パーツを作っている方も。 

 

内蔵カメラ

使いみちが全く不明なのが、内蔵カメラ。企画開発中のフラッシュクラウドで対応予定らしいが、現時点では使いみちがない。設定からカメラモードを「マニュアル」に切り替えて、<ADVENTURER3のIPアドレス>:8080/index.htmlをブラウザで開くとmjpg-streamerが見えた。

 

まとめ

ADVENTURER3でいろいろなデータを出力をしてみた。失敗したのはボールベアリングのみで、他は一発で出力できた。精度も高く、出力も安定している。3Dプリンターを初めて買う人も失望することはないだろう。

 

ただFDM式の3Dプリンターなので、精度には当然限界がある。フィギュアや模型用途であれば、光造形式で最近話題のANYCUBIC PHOTONが良いだろう。両方とも10万以下で買えるので、気になったらとりあえずポチっておこう。